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あせも

あせもの症状について

あせも本来汗は、汗腺の出口である汗口から体外に排出されるものです。汗をかいてそのままにしたりすると、汗が皮膚の表面に長くとどまり、汗口がつまり汗が十分に外へ排出されずにかぶれや小さい湿疹となり皮膚に現れます。それがあせもです。透明な水ぶくれとなり強いかゆみがでたり、汚れた手などでかいたりすると化膿したりするので、症状の軽いうちに、しっかりと治療を行うことが大切です。また、汗をかかない環境を整えることがいちばんの予防になりますが、そのほかに、からだを清潔にする、風通しがよく、吸湿性のよい服装をすることなどで、かなり発生を防止することができます。

 

漢方を使った対処法

あせもには地黄、石膏、当帰、牛蒡子、蒼朮、防風、木通、胡麻、知母、甘草、苦參、荊芥、蝉退などが配合されている消風散や苦参湯、桂枝加黄耆湯、紫雲膏などがおすすめです。

代表的な漢方薬漢方の基本

桂枝加黄耆湯

けいしかおうぎとう

足が冷え、吹き出物が出やすい、皮膚の血色が悪く、汗が出やすいもの。
小建中湯

しょうけんちゅうとう

 虚弱体質で疲れやすく、のぼせ、冷え性、排尿回数、尿量ともに多い。
消風散

しょうふうさん

 比較的体力があり、頑固な皮膚疾患で滲出液があり、発赤熱感、強い掻痒感があり、口渇きがあるもの。
 紫雲膏

しうんこう

 皮膚疾患の防腐、乾燥したものに限らず、排膿やかゆみのあるものにも。局部が極度に湿潤している場合は禁忌。

 

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