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ストレスや自律神経失調《食事と漢方》

2016/3/2 未病予防

コラム 春 ストレス 肝 レシピ春は肝臓が忙しい?

自然のエネルギーが高まる春の季節。この時期は人も影響を受けて何か新しいことを始めたくなったりとエネルギッシュなります。漢方の考えによると、代謝が活発になり肝が忙しくなる季節でもあるようです。新しい環境や新しい出会いなど、わくわくするような機会がたくさん訪れるとともに、ストレスを抱えることもあるでしょう。肝は、ストレスを受け止める臓器と言われています。不安やストレスは、肝を高ぶらせ、肝と相互関係にある胃腸にも影響をおよぼします。ストレス性胃炎などはその例です。また自律神経失調を引き起こすこともあります。
春の爽やかな空気をたくさん吸って心を落ち着かせ、ゆっくりとした気持ちで過ごしましょう。

疲れた肝臓をリフレッシュ
肝臓は腸で吸収されたさまざまな栄養素を分解してエネルギーを作り、血液中に送り全身を動かしています。肝が血液をリフレッシュさせるのは睡眠の時。遅くても夜12時前にはベッドに入り、7~8時間の睡眠が理想的です。

緑黄色野菜が肝に効く!
肝が元気に働けるようにするためには、血液を増やすことが大切です。造血効果の高い食品を積極的に取りましょう。
にんじんほうれん草ブロッコリー・レバー・あさりしじみ など)

あさりを使ったおすすめレシピ あさりとトマトのリゾット

ストレス・神経症・不安症(肝)におすすめの漢方

  • 逍遥散(しょうようさん)・加味逍遥散(かみしょうようさん)
    肝の働きをよくし、胃腸を元気にします。イライラ、不眠。更年期障害にも用いられます。
  • 加味帰脾湯(かみきっひとう)
    虚弱体質で比較的血色が悪い人。貧血、不眠症、精神不安に。
  • 四逆散(しぎゃくさん)体力中程度、胸の苦しさあり手足の冷えなどがある人。
  • 柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
    代表的な漢方で、体力は中程度以上で、動悸、不安、神経症、更年期神経症、小児の夜泣きなどに。高血圧傾向も伴う場合もいい。
  • 桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
    柴胡加竜骨牡蠣湯に比べて虚弱な人、疲れやすい人。神経質、不眠症や小児の夜泣きに使用されます。
  • 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
    うつ傾向、のどにつかえ感あり、動悸、めまい、吐き気もある不安神経症、神経性胃炎、不眠症に。
  • 杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)
    肝を強くして血液を増やす効果があります。「飲む目薬」と言われ、とくに目を養う効果が高い漢方です。
  • 十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)
    痩せて体力が低下し、気力も衰え貧血の傾向にあるものに適しています。病後、術後などの虚弱時にも使われます。

 

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