桑の葉くわのは クワ科(Moraceae)で、マグワ(Morus alba linne)の根の皮は桑白皮(そうはくひ)と呼ばれ生薬として用いられています。桑の葉も薬用として、むくみの改善、高血圧予防、動脈硬化予防、咳止めとして用いられます。また、桑の葉茶は、強壮にも役立ち不老長寿の薬草といわれ、古来、愛用されています。
桑の葉には、1-デオキシノジリマイシンと呼ばれる成分が含まれていて、小腸から糖の吸収を遅らせ、急激な血糖の上昇を防ぐと糖尿病予防にも期待されています。
つまり糖カロリーの急激な吸収を抑えます。また吸収されなかった、糖分は、消化されず大腸へ運ばれ、便として排泄されます。これらのことから、桑の葉はのダイエット効果も注目されています。
桑の葉はミネラルも豊富です。桑の葉のカルシウム含量は、エビや煮干しよりも多く、煎茶の6倍、小松菜の13倍、牛乳の27倍も多く含まれています。鉄分は、煎茶の2倍、エゴマの2.8倍、豚肝臓の3.4倍、小松菜の15倍多く含まれます。人間にとって欠かせない亜鉛の含有量は、牡蠣には及ばないものの、エビと同等、エンドウ、ホタテの2倍、イカやサケの5倍以上含まれます。