ログイン 会員ページ メールマガジン このサイトについて
漢方美生トップ>美生コラム>食欲ないのに太った~薬の副作用かも?

食欲ないのに太った~薬の副作用かも?

2015/12/15 医療

「おしっこの数が減った」「食欲がないのに太った」

食欲ないのに太った浮腫漢方

何気ない症状、実はお薬の副作用だとしたら…。今回は、腎障害を引き起こす恐れがある薬のお話です。
腎臓の主な働きは、血液の中の老廃物を濾過し、体に必要の無い物をおしっことして排出します。腎臓の機能の最小単位はネフロンと呼ばれるもので、片方の腎臓のに約100万個あります。お薬の副作用で障害を起こしてしまった場合、特徴的な症状が出てきます。放っておくと重大な病気に発展しますので注意が必要です。

浮腫む場所や症状

むくみには様々なむくみ方があります。これらのむくみの例は、腎機能障害だけでなく心臓など様々な病気からも起こります。

 むくみ(浮腫)の種類 具体的な症状
 全身のむくみ  ベルトがきつい
体重が増える
 抹消のむくみ  顔がむくむ
足がむくむ
靴が小さくなる
 肺水腫
心不全
 呼吸が苦しく、横になってられない
咳こむ・呼吸困難
 胃腸の浮腫  吐きそう・気持ちが悪い
食欲がない
下痢・腹痛

血液中の老廃物が排泄されずに、蓄積されると「尿毒症」と呼ばれる症状が現れます。

尿毒症の症状 頭痛
眠気
昏睡
意識障害
痙攣
出血傾向(あざ等)
心不全(心臓の働きが低下して、全身に血流を送り切れていない状態)

頭痛薬などの痛み止め(NSAIDs)も腎障害を起こすことがあります。

お薬の副作用として腎障害を引き起こしやすいお薬を紹介します。これは使用したからかなるというものではありません。自己判断でお薬の中止は決してしないように。もし気になるむくみや症状があるときには、かかりつけ薬剤師、かかりつけ医に必ず相談しましょう。

腎障害の副作用に注意が必要な薬剤 痛み止め・解熱鎮痛剤(NSAIDs)
抗生物質
降圧剤
抗リウマチ薬
抗がん剤
造影剤
免疫抑制剤
その他:シメチジン、インターフェロン、リチウム

※医薬品の種類によっても、副作用の発現の違いがあります。

もしも、頭痛薬などの薬の副作用で腎障害が起こった場合は、早期に中止すれば腎機能は回復します。その他の薬剤の場合は、腎毒性、アレルギー性によるもなどで治療は変わってきます。

普段から、体調の事を相談できるかかりつけ薬剤師を持つことは大切です。

 

スポンサーリンク〜漢方カフェKakkon shop「国産紅花茶」はこちら〜

他のコラムを読む

テーマ